2012/04/16

Studio Name






スタジオの名前について 



英語で深緑の宝石「ひすい」のことをJADEといいます。「ひすい」は、通常、「翡翠」と書き、「翠」一文字だけで「ひすい」とも「みどり」とも読むことができます。

私の名前の「みどり」は、祖父によってつけられました。両親は「翠」の字にするつもりでいたのですが、私が生まれた年、この字は人名漢字として使えなかったそうで、やむなく平仮名にしたそうです。
私自身は、平仮名の方がやわらかい感じがするので、よかったと思っていますが、「翠」の文字の形も好きなので、制作した作品のサインにこの文字を使っています。
製本のスタジオを始める時に、スタジオの名前にJADEを使ったのはそのためです。

余談ですが、サインには、岩田活字の明朝体の「翠」(上記図参照)と、名前のイニシャルを組み合わせてデザインしたものを使っています。


“JADE BOOKBING STUDIO” What is behind the name ?  

On opening my studio in London, I had to decide on a name, I wanted the studio to be known for its work and not my name but I still wanted it to have some personal touch.
I was named “Midori” by my grandfather. In Japanese, one of the meanings of “Midori” is the colour green. My parents especially imagined “Jade green” for my name.
Japanese writing usually uses three kinds of characters. My name “Midori” can be written ミドリ、みどりor .
I usually use the middle charactersみどり, but I also use the last character for my signature and it is this character that can also be read as Jade.
Hence Jade Bookbinding Studio.